『第9,10回ヴィナリーインターナショナル』にて
『甲州特醸樽醗酵』が2年連続シルバー受賞
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<醸造便り>
「甲州樽発酵」の製造方法について
パリで開催された国際ワインコンテスト「第9・10回 ヴィナリーインターナショナル」(フランスワイン醸造技術者協会主催)で、銀賞を受賞しました「甲州特醸樽発酵'99」と「勝沼甲州樽醗酵’02」は、特別な製法で醸造しております。このヒントになったのが、ドイツなどで醸造されている、冬場、樹上で凍ったブドウを搾って造るアイスワイン製法です。
■ 果汁を凍結し、補糖や補酸に頼らず果汁を凝縮して仕込む
「氷結醸造」
甲州ブドウは日本の在来品種の中でワインに向く唯一のヴィニフェラ系
(※)
と呼ばれる品種ですが、これまで生食用として高い生産性を求めてきたため単位面積当たりの収量が非常に多く、どうしても世界のワイン用ブドウに比べると糖度や酸度が劣るのが難点でした。
このため、どちらかというと、熟成タイプでないフルーティーな味わいを楽しむものが中心でした。
そこで、アイスワイン製法をヒントに、甲州ブドウを絞り、果汁を凍結させることを考案。水分が先に凍ることを利用して氷と果汁を分離しブドウ本来がもっている糖分や酸及びその他の成分を凝縮した果汁を得て醸造します。
こうして、さまざまな試行錯誤を重ねてフレンチオーク樽の中で醗酵熟成するワインの開発を進めてきた結果、今回の受賞といううれしい知らせをいただきました。
今後は、契約している生産農家の方々にご協力をいただき、原料となる「甲州ブドウ」のさらなる品質向上に向けて、励んでいきたいと思います。
使用する樽も、原産地などを研究しております。
銀賞を受賞した「甲州樽発酵1999」
「勝沼甲州樽醗酵2002」は販売は終了。
毎年数量が限定されています。
(※)ワインブドウの品種について
ブドウは大きく分けて「ヴィニフェラ系」と「ラブルスカ系」という系統の2種類に分かれます。 みなさまが普段、果物として食べる親しみの多いものは「ラブルスカ系」のもので、ワイン造りには「ヴィニフェラ系」のブドウが使用されます。 甲州ブドウは、世界でも珍しい、食用にもワイン用にもなる「ヴィニフェラ」系です。
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