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-抜粋-
勝沼醸造が取引のある農家との交流会は、栽培者同士の意欲的な情報交換で熱気に包まれる。議論のきっかけは、同社製品の8本の甲州種ワイン。生産農家別にブドウを数量制限で仕込み、それぞれ瓶詰め、農家の名前をラベルに記した。三森紀行はその一人。「できたワインの評判が良ければ、農家だってうれしい。その支えがやりがいになる。頑張って、いいブドウを作ろうという気になる」社長有賀は「農家とワイナリーが一体化し、ワインの出来栄えをともに喜ぶ信頼関係を築きあげていきたい」 ― 個々の畑の特性をテーマに研究を進めている。農家別の仕込みはその一環でもあり、テロワール(土地の個性)を反映したワイン造りの追及につなげている。
有賀は「ワインの価格を決めるのは造り手ではなく、あくまで市場。消費者をむ含め、できたワインの喜びを三位一体で分かち合える関係になったときが、本当の意味でのワイン産地となる」。 |