No,003- チーズの種類「シェブール(山羊) 小満〜芒種」です。


チーズは8種類に分類されましたが、その中の1種類、今が旬の
“4.シェーブルタイプ (Les Pates molles a croute nature chevre)”
を今回選んでみました。

自然表皮の代表格の山羊のチーズは起源も古く、その農家の数だけチーズがあるといわれるほどさまざまなチーズが生産され、乳酸発酵が内部から起こるものや白カビ・青カビとさまざまな種類があります。

今回数多くのシェーブルの中からチョイスしたチーズは
"Crottin de Chavignol A.O.C.(クロタン・ド・シャヴィニョル)"

(サントモール=ド=トゥーレーヌなど6種類のチーズの中央、奥にあるのが“クロタン)

ベリー地方サンセロワで生産されるこのチーズはΦ3〜4cm、H3〜4pと小太鼓型をしています。
乾燥熟成は10日以上と決められており、白いフレッシュなクロタンが良く出回っていますが、4ヶ月も熟成した黒いクロタンもあるようです。熟成したクロタンは昔の素焼きの小さなランプ(Crot)に似ていたためこの名がついたという話が残っています。

さて、今回食したクロタンは熟成期間は短く、真っ白なまだ熟成2週間程度のもので、周りにふった塩加減がいい塩梅なんです。
ちょっと強めの感覚がお酒をそそらせます。この塩加減がワインとの相性をいっそう深めるのです。

また乳酸系の発酵がまろやかさとコク味と酸味と・・・
もうこのバランス、たまりません。

そこで登場のワインは白ワインがサンセールを始め6種類+甘口白ワインが2種類そして赤ワインが4種類と合わせてみました。
定番中の定番2001年サンセールはそのソーヴィニヨン=ブランの柘植の実やカシスの芽などさわやかな果実系の香りと口に広がる気候や土壌から来るような柔らかさがクロタンによく合いました。


(ワインは右から二番目がクラレーザ ディステリンタメンテ)

このサンセールに互角以上にわたり合い、そして勝利を収めたのが、“勝沼醸造謹製2003年クラレーザ=ディスティンタメンテ(甲州シュールリー製法)”でした。
この製品は香りとして洋ナシやバナナやりんごやイチゴも入ったような、まさにフルーツミックスガム(笑)のような複雑な果実の香りが特徴です。
その後にアミノ酸の厚みが上記の果物が熟したようなふくよかさが長く続きます。このやわらかく豊富な味・香りを出したところがクロタンと“マリアージュ”してしまいました。本当に発見でした。


【今回の法則】
クロタン・ド・シャヴィニョル(Crottin de Chavignol)=サンセール(Sancerre)<勝沼醸造謹製2003年クラレーザ=ディスティンタメンテ(甲州シュールリー製法)

そのほかのクロタンのおいしい食べ方はフレッシュなクロタンを軽くオーブンであぶって野菜と一緒で食べるか、トーストしたバゲットの上にクロタンと塩・胡椒・バターを乗せさらにこんがり焼く、そして周りに野菜をちりばめ一緒に頂くのがまたひとつのおいしさです。





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