No,015-「ハード(Les Pates Pressees Cuites) 大寒〜立春」 です。

 とにかくでっかい!このチーズ!!
古くから輸出用チーズとしても扱われ、長期熟成させ、山岳地帯の放牧民たちの食卓を守ってきたこのチーズを紹介いたします。

 ハード(加熱圧搾チーズ)
(Les Pates Pressees Cuites)です。

 チーズを作り続けてきた各国の山岳地方の遊牧や放牧の民は、冬になるとチーズを食べて暮らしていました。チーズは完全栄養食品ですので、ほとんどの栄養素は、まかなえてしまいます。
唯一といえばビタミンCと食物繊維でしょうか?ですからチーズとパンとフルーツなんかがあれば冬を越せたのですね。

そんな遊牧・放牧の民を守ってきた加熱圧搾チーズ、過熱してより水分を出し、さらにプレスしてより硬くそして大きくすることで長期熟成することができました。
これで長い冬を越えて春を待ったのですね。

 そんなこの大型チーズは、今では長い歳月をかけて作った高級チーズとして出回っています。だって時間を掛け、手間を掛け、牛乳も惜しげもなく掛けているんですよ。すごいですよね。
 今回紹介するのはイタリアの大きな大きなチーズです。

 パルメジャーノ・レジャーノ(Parmigiano・Reggiano)は、皆さんよくご存知の通称パルメザンです。イタリアンといえばこのチーズが代表といっても過言ではないでしょうか?

 以前にイタリアにワインの研修に伺ったことがあります。そのとき自慢のお酒であるキャンティを出して頂いたのですが、それに合わせて出したおつまみがハウスチーズともいうべき大きなパルメジャーノ・レッジャーノでした。大きなナイフと大きなチーズが出され、困惑しながらも各自ということで自分が切り分けて行ったのですが・・・余りのうまさにばくばくとチーズを食べ、がんがんワインを飲んでしまいました。思わずこのチーズを分けてくださいといってしまったのですが、それは大切なハウスチーズ、きっぱりと断られました。(>_<)
まだあるのかとも尋ねたのですが、やはりそれは大切なチーズ、同じものはないよとも言われました。ん〜チーズのうまさとその大切さが伝わってきました。

 そんな大切にされているイタリアの大様チーズ“パルメジャーノ・レッジャーノ”36ヶ月をおつまみで頂きました。このアミノ酸の固まりすごいです。じゃりじゃりがりがり・・・アミノ酸の塩味・・・アミノ酸の旨み・・・アミノ酸の甘味。
 もう唾液腺が痛くなります。イタリア人が“ぼ〜の”といって頬を押さえる意味が良くわかります。

 口中に広がる旨みに包まれたミルクの香り、これに合うのは「CHIANTI=CLASSICO(キャンティ=クラシコ) BROLIO 2002」です。やっぱりイタリアの果実味と野性味の調和がいいですね。
 ブロリオは、セカンドラベルにあたりますが、2002年産はこのブロリオに格下げさせています。つまり、2002年のトップものなのですね。樽熟16ヶ月でかなりのバリックですが、サラミのような肉厚な香りとカシスとラズベリーの濃厚なソースの香り、ミネラルも豊富に味わえます。膨らみがあり、ブラックペッパーの強みも魅力です。

 晩酌の力技ならこの取り合わせに勝てるものなしですね。
 今宵は友人とウインタースポーツのスケジュールを決めながら一杯やりますか?

【今回の法則】
押し相撲=押し相撲
“パルメジャーノ・レジャーノ36ヶ月(Parmigiano・Reggiano)”=キャンティ・クラシコ ブロリオ 2002(CHIANTI=CLASSICO BROLIO 2002)






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