
山梨県の県庁所在地、甲府市の中心街にある「福寿司」さんは創業から39年を数える老舗のお寿司屋さんです。
二代目福田稔さんは、父親でもある先代から後を継ぐことを反対されましたが、銀座の料亭で修行を重ね、親を説得して弟子入りしました。
ある日、探究心旺盛な福田さんは同業者から良いところを学ぼうと、当時評判の良かったお寿司屋さんに行きました。しかしそこのご主人はお客さんが誰もいないのに入ることを拒否し、門前払いにされました。
「若造の来るような店じゃない」とでも言いたげな態度に、「自分の店は誰でも気軽に入れる店にしたい」と今でもその時の悔しさを思い出すそうです。
またある日、お店にワイナリーの経営者がおいでになった時、「ワインを勉強させてください」と言ったら、「ワインのワの字も知らないお前が生意気言うな」と一喝されたそうで、山梨のワインを広めていく上でちょっと寂しい話ですが、そんな中でアルガブランカとの出会いが福田さんのサービス精神に火をつけました。

ワイナリーにもお越しいただき、当社の考えや方向性をしっかり理解していただき、これこそがお寿司にピッタリのお客様に喜んでいただける甲州ワイン、として多くの方に伝えていただいております。
特にお勧めは「アルガブランカ ピッパ」と「アルガブランカ クラレーザ」。営業主任の保坂さん(写真右)も一押しです。
「高い仕入れをして、高い値で美味しいのは当たり前。仕入れで勝負があり、店の中でも勝負がある」。つまり、いかに良い素材を、安心できる価格で、お客様に納得していただけるお料理を出すか、これが毎日の勝負です。
そして「寿司屋は究極のシーフード専門店」という信念。山梨県人が握った寿司と山梨の酒を提供し、わさびや醤油に合う飲み物としての甲州ワインは胸を張ってアピールできると情熱を込めて話されていました。

こだわりは食材や飲み物に限りません。福田さんの「限定名刺」(なかなかもらえない)には「福」の字が真ん中にありますが、この名刺を手にした方は結婚されたり、お子さんを授かったりといいこと尽くめ。焼き物の箸置きや醤油皿にも「福」の字が刻まれ、醤油を注すと「福」の字が濃くなったり、焼く時にぶどうの樹を練りこんでみたり、BGMにレゲエやジャズを流すなど、これまでのお寿司屋さんのイメージを覆してくれます。
「人は一人では生きられない。回りの人に助けられて今の自分がある」、感謝の気持ちを忘れず、「うまいは当たり前、お客様に楽しかったと言われる店にしたい」とあくまでも「粋」な職人を目指して福田さんのチャレンジは続きます。