甲州に特化し、甲州で世界へ。

[こだわりの栽培・醸造]

良いワインは良いぶどうから。
時間と手間を惜しまず、みずから良質なぶどう栽培に取り組んでいます。

  1. 余分な肥料は土をかたくするため、あえて何もせず、その分まめに手入れをすることで病気を未然に防ぐ。
  2. ぶどうのポテンシャル(可能性)を最大限に引き出すため、石灰等を投入し土地改良。
  3. 一本一本の木の間隔が狭い垣根栽培。一本の樹に成る実を制限することで甘みが強く、味の濃いぶどうに。
  4. ぶどうの肩や先端を落とし小さい房へ。収量は減っても糖度の高い良質の原料に。
  5. 一本の木の枝を一方向にのみのばし、その枝にぶどうを実らせることで生産性と品質を高める一文字短梢
    (いちもんじたんしょう)仕立てにもチャレンジ。

個性豊かな3つの土地

「祝(いわい)」
標高400m前後。黄色がかった富士山の火山灰、栄養分に貧しい土で形成。柑橘系のフルーツよりも
白桃等の糖度が高いフルーツの香りが特徴。口の中に感じる苦みが和食の旨みとマッチする要素。
「大和(やまと)」
標高約500m。水はけの良い砂礫質で雨にも強い。昼夜の温度差が理想的で、風通し良く低湿気。
キリッと澄んだ果樹味と豊かな酸味が特徴。ミネラル感も高く、芯の通ったはっきりとした個性がある。
「金山(かねやま)」
標高350m。粘土質で砂壌土をはさんだような地層。皮厚でゆっくりと熟成するぶどうが収穫できる。
力強い果樹味は余韻が長く、和食のダシと好相性で寿司にも合う。

他社に先駆けユニークな新技術を導入。
イノベーティブな製法で甲州ワインの地位確立を目指します。

世界一高いワイン製造コストを肯定
他社に先駆け、逆浸透膜濃縮装置、氷結濃縮法を採用。常に日本ワインの先端に立ち、世界に通じるワインづくりに挑戦。すべての醸造工程にこだわり、価格以上の価値、驚きと感動を与えるワインづくりを追求します。
ゆっくりと時間をかけて搾汁
実が大きく水分が多い甲州種は搾汁率が低いと水っぽい果汁に。ぶどうにストレスをかけることなく丁寧にゆっくりと、時間をかけて搾ることで皮と実の間にある旨みまで取り出します。さらに、しっかりと搾った際に出てくる甲州種ならではの苦みを生かし、本来の個性が際立つワインに仕上げます。

[会社概要]

名称勝沼醸造株式会社
代表取締役有賀雄二
創業1937年
資本金4,700万円
従業員数20名
直近の売上5億円
主要取引銀行りそな銀行 甲府支店
商工中金 甲府支店
中小公庫 甲府支店
本社・ワイナリー〒409-1313 山梨県甲州市勝沼町下岩崎371
関連会社有限会社勝沼倶楽部
(ぶどう畑のレストランテ「風」)

[沿革]

1937年初代社長(有賀義隣)が製糸業を営む傍らワインの個人醸造を始める
1941年近隣の農家29名が加わり、金山葡萄酒協同醸造組合を設立
1942年軍の要望により、酒石酸採取の業務を始める
1946年清涼飲料水の製造販売を始める
1949年税務署の指導により、組合を改め「金山葡萄酒株式会社」とする
1950年代表取締役有賀清弘就任
酒類の製造が免許制度となると同時に果実酒醸造免許取得
1954年町村合併により町名変更と同時に社名を変更し「勝沼醸造株式会社」と称する
1973年清涼飲料水の製造販売を中止しワイン葡萄果汁の製造販売を主力とする
1989年資本金30万円から700万円に増資
1990年ワイン用高級品種専用ぶどう園20アール試験栽培開始
1991年直営レストランテ「風」開設
1996年資本金700万円から1,000万円に増資
本社社屋改装
1999年代表取締役有賀雄二就任
ワイン用高級品種専用ぶどう園1.5ヘクタールに拡張
2000年配送センター新設
2001年ワイン用高級品種専用ぶどう園3.5ヘクタールに拡張
2004年甲州ワイン新ブランド「アルガブランカ」発表
特約店制度による限定流通スタート
2005年資本金1,000万円から4,700万円に増資
元アサヒビールワイナリー生産設備取得
勝沼トンネルカーヴ30区画契約(9万本)
2006年金川ワイナリー操業開始
2007年JAL国際線に甲州ワイン「アルガブランカ」初搭載
2008年フランスCHパップ・クレマン社との提携により甲州ワインのEU輸出開始
2013年ワイン発送業務外部委託
2015年帝国ホテルオリジナルワイン「峡東」納入
2016年勝沼醸造株式会社農地所有適格法人化
ワイン用高級品種専用ぶどう園4ヘクタールに拡張

[アクセス]

勝沼醸造株式会社
〒409-1313 山梨県甲州市勝沼町下岩崎371
Tel.0553-44-0069 Fax.0553-44-0172
■営業時間 9時~16時 ■休日 年末年始

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